羽毛ふとんのクオリティは3つの条件で決まる

【ポイント① どんな羽毛が入っているか】

メインとなる“ダウン”と、ダウンと混合することで弾力性を生む“スモールフェザー”の割合によって、グレードが決まります。

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ダウン比率が高ければ、それだけ空気が多く含まれるため保温効果が高くなります。また、ダウンの産地や種別も確認が必要です。

一般的にはダック(あひる)よりもグース(がちょう)が、さらには母鳥であるマザーグースのほうが大きく成熟したダウンになります。

また寒い地方で育ったものほど、寒さから身を守る力が備わっているので高品質な羽毛が採れるといいます。

さらに、羽毛の精製工程によっても大きく品質の差が生まれます。汚れやにおいの元になる不純物をしっかり取り除き、良質な物だけが選別されているかどうかもチェックが重要です。

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【ポイント② ふとん生地】

羽毛ふとんを生かすも殺すも生地が重要です。

せっかく良質の羽毛を使用していても、硬くてハリのある生地では肌触りも良くないですし、身体にフィットせず、羽毛ふとん特有のしなやかさや軽さも感じられません。

糸の最高峰・・・ シルク

サテン超長綿 60.80.100番手(数字が大きくなるほど細い糸が使われ、しなやか)

 

【ポイント③ キルティング】

いくらマス目があっても羽毛の通り道があいたままの羽毛ふとんは、使用するうちに偏りが生じてしまいます。

おすすめは完全立体キルト(ソリッドステークキルト)と呼ばれる、羽毛が偏ることの無いキルトです。

詳しくはこちら ⇒ ソリッドステークキルト(東京西川だけの技術)片寄りのしないキルト

これらの条件を満たす羽毛ふとんを入手するためには、やはり信頼できる専門店で、信頼できるメーカーの商品を選びたいところです。

羽毛の産地やダウンの割合などが記された品質カードをしっかり見るのはもちろん、できれば実際に掛けて試してみるのが理想です。

フィット感や軽さ、匂いなどをしっかり確認したうえで購入するのが安心して長く使うための大事なポイントといえます。